不動木材では、社員のスキルアップを図るため、
定期的に社員研修を行うことがあります。
今回は木材の製造工程を見学に、若手社員を中心に道東方面へ行って参りました。
1日目は札鶴ベニヤ㈱へ。
シナ合板やシナランバーの製造過程を見学いたしました。
実際、板として出来た商品しか見ていない若手社員は、
1本の丸太から合板になって行くまでの過程を見て感動!
使うときはすぐですが、1枚の合板になるまで多くの人たちの労力と
思いが込められていると思うと、大事に扱わなければいけないと改めて感じました。
続いてフロア工場を見学。
こちらもフロアの基材から表面の単板を貼り、塗装して完成に至るまで
工程を見学させていただき、商品が出来るまでを勉強いたしました。
次に丸善木材㈱を見学。
いつも扱っている柱や梁、胴縁や防腐土台など馴染みのある木材が
1本の丸太から加工して出来ていく様子を見学いたしました。
皆熱心に担当の方の話をメモしたり、写真を撮ったりしていました。
この日は釧路に1泊。もちろんグルメも堪能いたしました♪
2日目は協同組合オホーツクウッドピアにお伺いして、
日本初のカラマツCLTを使用したモデルハウスを見学しました。
ちなみにCLTとは「Cross Laminated Timber」の略で「直交集成板」のことです。
挽き板の繊維方向が層ごとに直交するように重ねて接着した木造構造用パネルです。
今後道産材の活用に向けて、こういった商品が積極的に使用されることを推進していきます。
旅の最後は、木材プレカット工場がある㈱ニッショウです。
2年前に新たな土地にて工場を設けて、横架材や床合板の加工機をはじめ、
斜め加工が出来る機械や金物工法のスリット加工の機械などもありました。
今回は木材においては基本となる部分しか勉強できなかったかもしれません。
ただ、実際製材したり加工している工程を見ることによって、
それぞれの商品の特長や、木材のどこの部位が何に使用されているかなどを
知ることが出来、営業知識の幅も少しではありますが増えたかと思います。
今回見学させていただいた会社様にはこの場をお借りしてお礼申しあげます。
また工務店様にも機会があればフィードバックできればと思っておりますので
皆様にとってプラスとなる研修になったかと思います。